米国の議会占拠事件を巡る最近の動きと「オミクロン株」の感染実態など
・米国ワシントン当局が今年1月に発生した議会襲撃事件に関与したとして、2つの極右団体を提訴
・世界的感染拡大を続ける新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の現況と終息に向けたワクチン接種の必要性
1. 米首都ワシントンが議会襲撃事件で極右2団体を提訴
米国で今年1月6日に発生した連邦議会占拠事件を巡り、トランプ前政権が事件を黙認した疑惑が深まってきた。
発生当時から「あり得ない事件」といわれる当該事件は、トランプ大統領(当時)自らが扇動したといわれ、同氏の支持者や極右団体等による暴走であったことは事実である。ワシントンに集まった群衆は、連邦議会議事堂を約4時間にわたって占拠し、少なくとも警官を含む5人の死者が出たことは記憶に新しい。
この事件発生直前にトランプ氏は、ホワイトハウス近くの広場で数千人の支持者に向かって「議会議事堂へ向かおう。私も寄り添うから」などと呼び掛けていたとされるが、この演説は、当日午後1時から始まる上下両院合同会議で民主党のバイデン氏を次期大統領へ選出する連邦議会に抗議するよう促したもので、「もっと激しく闘うべきだ」「強さを見せつける必要がある」などと強調し、聴衆を煽ったとされている・・・・・
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2021年12月20日