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2021年の注目ニュースを振り返り、来年に向けた懸念材料を探る

2019年12月に中国・湖北省武漢市で「新型コロナウイルス」の発生が報告されて以降、日本全国はもとより、世界的な感染にまで拡大し続け、当該ウイルスは変異を繰り返して、今年も新たな脅威をもたらした。
直近では、日本でも変異株「オミクロン株」の市中感染が確認され、今後、年末年始の帰省による、日常とは異なる“民族移動”によって、その後の感染拡大も心配される。 
世界経済に大きな影響を与え続けている新型コロナウイルスで始まった今年1年を回顧し、当該事案の終息が見通せない来年に向けて、注目すべき事案を抽出して展望をまとめた。

1. 世界のエネルギー危機問題(中東情報筋)
世界のエネルギー危機は、11月後半から価格面でも供給面でも急激に緩和された。当該事案に関連する事象や今後の予測などについて中東情報筋は以下のように分析した。
上記急激緩和がなされた理由として挙げられるのが以下の3点である。
(1) 米国や日本などが戦略備蓄から石油・ガスを放出し、供給緩和を図ったこと
(2) 新型コロナウイルスのオミクロン株による効果、すなわち、海外旅行や景気回復のレベルが低く見込まれることから、将来におけるエネルギー契約気運が大幅に減少したこと
(3) ここ数週間、米国では驚くほど気温が高く、暖房用のエネルギー需要が減少していること・・・・・

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2021年12月27日

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