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世界的なエネルギー危機問題と米国が主導する「民主主義サミット」の特徴点

・天然ガスの供給不足を主因とする現在のエネルギー危機は、新型コロナウイルス・オミクロン株の影響によって原油価格が下落しても、近い将来に緩和されることはないとの見通し
・米国のバイデン政権が12月9日~11日に「民主主義サミット」を開催

1.エネルギー危機に直面する世界とその原因など
かつて世界トップの天然ガス・石油生産輸出国となった米国は、低収益性と環境保護圧力の観点からシェールガスの生産が減少している。
エネルギー危機問題は、今や世界的な規模で深刻な問題となっているが、これらの現況と問題点などについて中東情報筋は、以下のように分析した。
主要先進国や途上国は、皮肉にも英グラスゴーで開催された国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)会議閉会後に深刻なエネルギー危機に直面している。この危機の最大の特徴は、天然ガスの供給不足によって石油やガスの価格が上昇したことに加え、中国やインドといった大国、さらには欧州までもがガスの代わりに石炭を燃焼するようになったことである・・・・・

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2021年12月13日

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