イスラエル首相のサウジアラビア訪問と未だに「敗北宣言」をしないトランプ米大統領の思惑
イスラエルのネタニヤフ首相が、11月22日夜、サウジアラビアの小都市でムハンマッド・ビン・サルマン皇太子と短時間の会談を行ない、ポンぺオ米国務長官も同席した。これは、トランプ政権下での外交成果の最終幕を意味するが、イランの影響力が浸透する中東世界にアラブの盟主であるサウジアラビアと長年の宿敵とされてきたイスラエルとの間で新たな同盟関係が生まれることの意義は、極めて大きいといえる。
他方、米国大統領選挙は、全ての州での勝敗が判明し、バイデン氏がトランプ大統領に大差で勝利した。海外情報筋は、「トランプ大統領は、現段階において結果を受け入れようとせず、バイデン氏が獲得した主要州全てで悪あがきの法廷闘争を行なっている。共和党の大多数の幹部や上・下院議員などは、未だに公然とトランプ氏を支持している」と前置きしながら、トランプ氏が敗北を認めない思惑について分析した・・・・・
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2020年11月24日