ＩＳ系武装勢力による直近の注目すべきテロ事件等
（主要点）
・インドネシア・スラウェシ島で１１月２７日、ＩＳ系武装勢力がキリスト教徒らの居住地を襲撃
・ナイジェリア・ボルノ州都近隣で１１月２８日、同州拠点のイスラム過激派武装勢力が農作業中の住民を襲撃
・エチオピア北部ティグレ州で、地元政党の軍事部門と連邦政府軍との武力衝突が発生し、エチオピアと国境を接する国々の安定も脅かしている
１．インドネシアにおける「ＩＳ忠誠組織」のテロ事件概要と背景
インドネシア・スラウェシ島で１１月２７日、イスラム過激派組織「イスラム国（ＩＳ）」とつながりのある武装勢力がキリスト教徒らの住む奥地の村を襲撃し、住民４人が死亡した。死者の１人は斬首され、別の１人は焼き殺された。地元警察によると、刃物と銃で武装した集団は中スラウェシ州の村を襲い、住民らを殺害し、祈りや礼拝に使われていた家を含む民家数棟に火を放った。
容疑者はまだ拘束されておらず、犯行動機は今のところ不明だが、当局はスラウェシ島を拠点とするイスラム系テロ組織「東インドネシアのムジャヒディン（МＩＴ）」による犯行とみている・・・・・
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2020年12月7日