2024年の内外情勢の概要と直近の注目される諸事案等
2024年元旦から、夕刻にいきなり能登半島地震が発生し、それに伴う大津波警報、火災発生など災害の爪痕の実態は想像以上のものとなり、未だにその爪痕は拡大している。2日には羽田空港で日本航空旅客機(JAL516便)と海上保安庁の航空機が衝突し、炎上、3日には北九州小倉区の繁華街での大規模火災、さらに同日深夜にJR山手線千代田区内で女が刃物で男性4人無差別切りつける事件が起きるなど、社会不安を募らせる年明けとなった。
国内政治に目を転じると、昨年来の自民党の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部による「政治資金規正法」に絡む資金の還流、中抜きの実態解明に向けた中枢幹部に対する任意聴取や議員事務所への立ち入り、議員の逮捕に発展し、今後、どこまで拡がりを見せるかが注目される。
また、1月の通常国会召集が26日を軸に与野党で調整協議が進められているが、新年度予算審議が急務であるものの「政治と金」を巡る論議に終始し、物価対策、防衛関係など国民の生活、周辺事態対応の安全保障問題などが後回しになることが懸念される・・・・・
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2024年1月9日