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ロシアを巡る危険予兆とフィリピン大統領訪日で注目したい米中関係の思惑など

1. ロシアを巡る直近の注目動向

(1) 在ロシア米国大使館が自国民に即時出国指示

在モスクワの米国大使館は2月13日、ロシアに滞在している米国人に対して、「ロシアから直ちに出国するよう」即時退去を求めた。

米政府は、ロシアのプーチン大統領が部分動員令を発令した2020年9月にも同様の警告を発したが、今回、米国大使館は「ロシア治安当局は、虚偽の容疑で米国市民を逮捕し、ロシアに滞在する米国市民を選んで拘束や嫌がらせの対象にしている。公正で透明な扱いを拒否し、秘密裁判や信頼できる証拠を提示せず有罪を宣告している」と述べた。なお、ロシア連邦保安局(FSB)は今年1月、スパイ容疑で米国市民1人に対する刑事手続きを開始したことを明らかにしている。

上記勧告の具体的内容は、●予測しがたい事態が起こる恐れ ●治安機関に拘束される危険性 ●恣意的に法律が適用される可能性 ●ロシアとの航空便が限定されている現状 ●米大使館の対応能力の限界 などである・・・・・

 

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2023年2月20日

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