パレスチナ武装勢力「ハマス」によるイスラエル奇襲攻撃と中東情勢への影響、 トルコ首都アンカラでの自爆テロ事件と「PKK」拠点への報復空爆
1. パレスチナ武装勢力「ハマス」によるイスラエル奇襲攻撃と中東情勢への影響
イスラエルのユダヤ教三大宗教行事の一つである「仮庵祭」(ユダヤ人のエジプト脱出の苦難を忘れないための行事)の最終祝日を盛大に祝っている10月7日(土)午前6時30分頃、パレスチナ自治区ガザに近いイスラエルのキブツ(農業共同体)のレイム近郊で開かれていた野外音楽祭の会場や住宅地に、ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」の軍事部隊と、それに呼応する武装組織「イスラム聖戦」や一般民衆が、ガザ地区からイスラエルに対する陸、海、空の3方面から一斉に大規模・奇襲攻撃を仕掛け、野外音楽祭に参加していた少なくとも260人が死亡、イスラエルから外国人を含む130人以上の人質をガザ地区に連行する前代未聞の事態が起きた。
現時点で、イスラエル商業都市テルアビブに在住する市民からの情報では「食料等の必要消費物資は確保できているが、連日空襲警報が鳴り続け、シェルターに 避難する状況が続いている。寝不足がつらい」と伝えてきている・・・・・
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2023年10月10日
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