デング熱
８月２７日、海外渡航歴のない３人の男女がデング熱に感染、６９年ぶりの「国内感染」が確認されたと報じられた。さらに昨日、１０人以上がデング熱に感染した疑いがあるとの報道がされた。デング熱は、蚊が媒介する熱帯性の伝染病で、今回のケースでは、「代々木公園」が感染場所と推測されたため、園内の一部を封鎖して、蚊の駆除が行なわれた。以下、日本ではあまり聞きなれないこの「デング熱」について概説し、その対応について記したい。
デング熱は殆どの場合、海外（アジアや南米、アフリカといった熱帯地域）で、デングウイルスに感染することで発症するもので、ネッタイシマカやヒトスジシマカ（いわゆる黒と白のヤブ蚊）など、特定の蚊によって媒介され、ヒト→蚊→ヒトという流れで感染する（ヒトからヒトに直接感染することはない）。
全世界では、年間約１億人がデング熱を発症していると言われており・・・・・・・・・・
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2014年9月1日