ウクライナ戦争の落としどころと、英空港での少量ウラン発見の意味するものなど
1. 長期化が懸念されるウクライナ戦争の結末に見えてくるものは
昨年2月24日から始まったロシアによるウクライナ侵略は、欧州のみならず、中東・アフリカ地域やアジアを含めた国際秩序を大きく揺るがしている。今後、更なる情勢のエスカレートも懸念される中、今後の予兆をどのように捉えていくか事態の推移を注視していくことが必要である。
このような状況下において、ウクライナ侵略の長期化による懸念を中心として、今後の落としどころも含め、ロシア内外情勢専門筋が分析したものを以下の通り配信する。
先週、ロシア軍総司令官が突然交代させられるという事態が起きた。昨年10月に総司令官に任命されたばかりのセルゲイ・スロビキン前航空宇宙軍総司令官が、副司令官3人の内の1人に降格され、新しい総司令官には、ゲラシモフ・ロシア軍参謀総長が就任した。この人事について米国軍事情報筋は、「プーチン大統領にとって、『もう後がなくなっている状況で、失敗は許されないという異例の人事』であり、なりふり構わない状況の表れ」との見方をしている。プーチン大統領によるこの人事は、どのように見れば良いのか、今後どのようなことが起こり得るのか・・・・・
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2023年1月23日