「SNS上の偽写真」がもたらした株式市場への影響と、米国ホワイトハウス隣接地にトラック突入事件等
1. SNS利用の内在する危険性
ネット時代にはデマやフェイクニュースなど不確かな情報が社会に溢れ出る。どのようなメディアでも誤報が瞬時に世界中に流布することは、これまでも幾多の事例がある。特にSNSの場合、誰でも安易に情報発信できることから根拠のない噂話や、騒ぎを引き起こそうとする愉快犯の発想で情報を発信する場合もある。フェイクニュースやAI技術などを悪用して作成される偽情報、いわゆるディープフェイク(Deepfake)には、これに対抗する「ファクトチェック」という情報の真偽を検証する新たな活動が求められ、その専門家の養成も急務である。
(1) SNSの利便性は危険性ももたらす
SNSは、写真やビデオをシェアすることであらゆる人たちを繋ぐ極めて便利なツールであり、今や日常生活に欠かせないほど身近で便利なシステムであるが、利便性の裏側には必ず危険性を孕んでいる。むやみやたらとシェアしたり、偽アカウントへの警戒を怠ったりすると、仕事やプライベートで使用するアカウントが危険にさらされてしまう。さらに、「信頼のある人物やブランドへのなりすまし」または「嘘の情報を配信する」ことが簡単に可能になる。
例えば、SNS利用で“炎上”につながるビジネス上の歓迎事例もあるが、逆に悪い事例として・・・・・
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2023年5月29日
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