「9.11米国同時多発テロ事件」から20年が経過、そして次に何が
・9月11日、日本人24人を含む2,977人が亡くなった米国の同時多発テロから20年、事件が国際社会に残したものは
・ボーキサイトの主産地西アフリカ・ギニアで5日、クーデター発生。原料の大半をギニアに頼る中国が、異例の懸念を表明
1. 20年を経た「9.11」が国際社会に残したもの
(1) 米同時多発テロ事件が起きた2001年から先週末で20年が過ぎた。ニューヨークと首都ワシントンが攻撃されたことを受け、当時のブッシュ大統領は対テロ戦争を開始した。同時テロが起きるまで、外国の勢力に(米本土が)侵略されたことはなかったことから、この経験を経て疑い深くなった米国は、ビンラディンを追ってアフガニスタンに、大量破壊兵器を保有しているという理由でイラクに侵攻した。米国主導のアフガニスタン侵攻によってタリバン政権は倒れ、アルカイダは弱体化した。
しかし今、その武装勢力タリバンが実権を掌握した同国から、8月末には米軍が撤退し、各地に散らばる様々なテロ組織や個人が襲撃事件を起こすようになり、ジハード主義者によるテロは、より世界的な脅威へと変容した・・・・・
※このWeekly Reportは会員様専用(ご契約者様)に配信しております。
2021年9月13日