JITGS Weekly News

直近の米中関係と北朝鮮によるミサイル発射の狙いなど

・9月9日、バイデン・習近平両首脳が電話会談。双方の主張、諸点で相違
・北朝鮮が9月13日と15日にミサイルを発射。自国への注目度合いを引き上げることなどが狙い
・イラクでISなどによるテロ攻撃が激化。米国が過激諸勢力を封じ込めるには、年末以降も同国に米軍駐留が必要

1. 米中関係における最近の注目点
バイデン米大統領は9月9日、中国の習近平国家主席と7か月ぶりの会談を行なった。米政権によると、バイデン大統領が主導した今回の電話会談は、「特定の成果や合意を求めるものではなく、米中両国間の対立・競合をいかに管理するかについて、幅広く戦略的な議論を行なう」ことを目的としていたという。
すなわち、バイデン大統領が達成しようとしていたのは、米中の競争を低減させることではなく、意図せざる衝突やリスクの高いエスカレーションを避けるための、トップリーダー間の「レッドライン」メカニズムの構築のようなものであった・・・・・

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2021年9月21日

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