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SNS社会の利便性に潜むフェイクニュースの危険性

最近、「フェイクニュース」という言葉がよくメディアに登場している。この言葉は、特に2016年のアメリカ合衆国大統領選で脚光を浴びたが、実は、以前から“異空間の広域被害”として度々指摘されていた。
フェイクニュースは災害発生時にも横行しやすく、被災者が思わぬ二次被害を受けたり、誤った情報に振り回されたりする事態が起こる危険性をはらんでいる。有権者がフェイクニュースを信じて偏った政治家に投票し、政治家側も自身が有利になるためのフェイクニュースをつくり出すなど、危険なサイクルにはまり込む事象の発生や、広くは国際紛争にもつながりかねない事態も生んでいる。一般の人々が他の文化圏、人種、宗教についてのフェイクニュースを信じ始めると、人権への誤解が広がり、たとえば、イスラム教徒や近隣諸国に対するヘイトにつながり、移民への誤解、多くの国際関係についての誤解へとつながりかねない。このほかにも、気候変動、遺伝子組み換え食品、喫煙と癌など、公衆衛生に関わるような様々なテーマにも広がりを見せ、収拾がつかない世界に広がりを見せるようになっていく・・・・・

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2019年9月24日

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