G7サミットとロシア・プーチン大統領の動き及び欧州議会議員選挙に見る特徴点
1. G7サミットとロシア・プーチン大統領の動き
先進7か国首脳会議(G7サミット)が、6月13日から15日にイタリア南部プーリア州のリゾート地ボルゴエニャツィアで開催され、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、欧州諸国を中心に凍結したロシア資産約3,000億ユーロ(約51兆円)の運用収益を活用して、今年末までに500億ドル(約7兆8,500億円)を支援することなどが合意された。またG7サミットの首脳声明では、ウクライナ侵攻を続けるロシアを中国が支援していると指摘、「ロシアの軍事機構を実質的に支援」する中国の金融機関などに制裁を科す方針を打ち出し、軍事転用可能な物資のロシアへの移転停止を要求した。G7はロシアと北朝鮮の軍事協力も強く非難した。
ロシアのプーチン大統領は14日、制裁による凍結資産を活用したウクライナ支援強化をうたうG7首脳声明採択を前に、「ロシア資産の窃盗は処罰を免れない」と報復措置を警告した・・・・・
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2024年6月17日