<2024年の回顧と展望> -米国大統領選を意識して動いた国際情勢 「米・中両大国」の対立が一層顕著に-
2024年が終わろうとしている。今年も世界では様々な出来事があったが、フランス・パリにおいて開催された「2024オリンピック・パラリンピック」で、平和のありがたさを感じた反面、国際政治や安全保障の視点 から見れば、世界中で激しい戦闘や緊張が継続され、国際社会全体で「亀裂」が生じた一年でもあった。
また、この1年は、「世界的な選挙イヤー」として注目され、バングラデシュ大統領選挙に始まり、台湾総統選挙などで政権交代も相次ぎ、さらに米国大統領選挙ではトランプ前大統領の返り咲き当選で幕を閉じた。
主要各国の選挙結果は、そのまま国際政治と直結し、新たな影響を生み出す根源として注目される。
日本の政治においても、与党が衆院・過半数割れの結果を招き、安定性を欠く少数与党による政権運営となり、2025年もG7主要各国や諸国間の内外における軋轢や、安全保障上の脅威が高まる懸念は残り、世界全体の不安定な状況は継続するであろう・・・・・
※このWeekly Reportは会員様専用(ご契約者様)に配信しております。
2024年12月29日
« ドイツ恒例のクリスマス・マーケットで車突っ込み事件発生、低年齢化する米国の銃撃事件、及びモスクワ中心部で「生物化学兵器」軍将校が爆弾テロで死亡など