2023年APEC米中首脳会談への期待とウクライナ戦争、イスラエル・ガザ紛争終結への道筋は
- 2023年米国APEC首脳会議で注目される米中首脳会談
APEC(アジア太平洋経済協力会議)は、米国、カナダ、中国、日本、オーストラリアなど、インド太平洋を取り囲む21か国による経済協力の枠組みであるが、2023年は11月11日~17日の期間、米国カリフォルニア州サンフランシスコの「モスコーンセンター」で開催され、その中で、首脳会合が15~17日の期間に予定されている。
サンフランシスコは、米国の都市圏の一つとされ、そのGDPは5,010億ドルで、米国4番目の大経済地域であり、世界の大手企業やAI技術はじめバイオテクノロジーなどのイノベーション企業の本拠地があり、APEC加盟国との双方向通関貿易額も年間1,000億ドルに上っている。
2023年米国APECのテーマは、「回復を強化する全ての人々にとって強靱で持続可能な未来を創造(“Creating a Resilient and Sustainable Future for All”)であり、その優先課題は、①広範囲にわたる経済的繁栄を促進する強靭で相互連結した地域の構築を目的とする「相互連結」(サプライチェーン強靭性の強化、サービス貿易の強化、デジタル貿易の促進など)、②持続可能な未来のための革新的な環境の実現を図る「革新的」(気候緩和と強靭性の強化、災害リスクの低減及び緊急事態への準備と対応の改善など)、③「包摂的」(男女平等の促進、中小企業の強化、貿易における包摂性への取り組み)である・・・・・
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2023年11月13日