2023年情勢見通しと中国の「ゼロコロナ政策」撤廃など
恒例の2022年末に発売された経済誌は、その表紙で「世界経済総予測2023」であるとか「2023新時代に突入!どうなる?総予測」など国内・国際全般の政治、経済、社会の広範な分野の分析、予測を列挙しているが、世界がどのように動くかの見極めは厳しい現実がある。それは、国内政治においてさえも、支持率低迷が続く岸田政権に絡む「政局」の一寸先も見えにくい実態がある。
日本では、インバウンド経済の加速化で、国内景気の継続的な回復が大きく期待されているところであるが、政府による新型コロナ感染対策も諸外国の実例を踏まえて新たな方策転換が論議されているが、ここにきて中国が全国的なコロナ感染再拡大という現実の中で、これまでの「ゼロコロナ政策」を突如止める施策に転換するなど、国際社会に感染再拡大の問題を改めて惹起するなど中国本土からの渡航者の水際規制措置が再開されている。
この他、ロシアによるウクライナ侵攻から来月2月24日で一年になる戦争の終結見通しは、ロシアと欧米、NATO加盟諸国の対立の構図が一層深まり、特に米国によるウクライナに対する軍事支援等の強化継続によって、停戦に向けた道筋も見えない。このことによって世界の安全保障、エネルギー供給、食糧問題、そしてプーチン大統領がちらつかせる核戦争の脅威など、今後も世界の安定が脅かされたままの状況が続くことを意味する・・・・・
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2023年1月4日