JITGS Weekly News

香港で「国家安全条例」が可決された背景、過激派組織「イスラム国(IS)」系テロ組織による 世界各地でのテロ事件

1. 香港で「国家安全条例」が可決された背景

香港立法会(議会)は3月19日、香港での破壊行為や、外国勢力による干渉などを取り締まる「国家安全条例案」を可決した。同条例に反対する人々は、「施行されれば、香港市民の自由がさらに侵害される」と恐れており、市井の偽らざる声として見逃してはならない。

香港の憲法ともいえる「香港特別行政区基本法」第23条に基づく国家安全条例は、外国勢力による干渉や、反乱などを犯罪行為とし、違反すれば最高で終身刑を科すとした「統制強化」の根本的な法とも言われ、国家安全条例は、香港での反政府的な動きを取り締まる中国の「香港国家安全維持法(国安法)」を補完するものである。国安法では既に、香港の分離独立や破壊活動、テロ行為、外国勢力との共謀などの行為を犯罪と規定している。この法案が、なぜこの時期に可決されたのか、その背景と中国の習近平政権の狙いについて・・・・・

 

※このWeekly Reportは会員様専用(ご契約者様)に配信しております。

2024年3月25日

« »