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過激派組織「イスラム国」(IS)拡散-周辺国に次々と拠点構築

イラクとシリアで実効支配地を次々と失った過激派組織「イスラム国」(IS)の脅威が、アフリカのマグレブ地域、 リビアやアフガニスタン、エジプトなど周辺国で高まっている。政治の混乱や経済の低迷が続く国々での拠点構築を目指して戦闘員が流れ込んでいる。事実、エジプトのシーシ大統領は、11月8日、ISが「新天地」で息を吹き返す可能性もあることから、「イラク、シリアで敗北したISが隠れ家を求めてリビアへ向かうのはありうることだ。いずれエジプトへと入ってくる」と記者会見で語った2週間余りのちの24日、同国で近年最悪のテロが発生した。
ISの現況と合わせ、周辺諸国に波及する一連の状況についてのポイントをまとめ、「今や世界中のどこでもテロに遭遇する可能性があり、その確率はここ数年急激に高まっている点、併せて“リスクゼロの世界などない”ことを改めてご理解いただきたい・・・

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2017年12月4日

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