英国総選挙後のEU離脱問題、及び米国内軍施設での銃撃事件とテロ疑惑
英国では12月12日、「EUからの離脱」の可否を問う総選挙が行われ、ジョンソン首相が率いる与党保守党が圧勝し、労働党は惨敗する結果となった。しかしながら、その前途にはスコットランドの独立機運の高まり、北アイルランド諸派の動き、テロ対応や安全保障分野などの国内問題、EUや日本を含む多国間関係で解決すべき「ひと、モノ、カネ」の諸問題が山積し、それらを実践的に解決する時間が余りに差し迫っており、その解決が容易ではないことは明らかである。
一方で、12月4日午後、米ハワイ州オアフ島ホノルル近くのパールハーバー・ヒッカム空海両軍合同基地内の原子力潜水艦補修ドック付近で発砲事件があり、国防省関係の民間人3人のうち2人が死亡、1人が重傷を負った。この事件の2日後の6日には、米国フロリダ州ペンサコラの海軍航空基地内で新たな銃撃事件が発生し、3人が死亡、8人が負傷した。銃撃犯のサウジ空軍派遣の訓練生の容疑者は、動機が不明のままであるが、現場に駆け付けた警察官に射殺された。FBIが引き続きテロ事案として、軍基地内で拘束しているサウジアラビア国籍の人物らに何らかの背後組織が存在するのかなど捜査を続けている・・・・・
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2019年12月16日