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英国の暴動が示した「SNS」の影響と暴動の源となった勢力、及び主要各国に見るリスク事案

1. 英国の暴動が示した「SNS」の影響と暴動の源となった勢力

7月末から英国の各地で続く騒乱は、「一部の暴力行為が一線を越えてテロリズムの領域に達した」と表現されるほどの暴力行為にまで発展している。この行動の一部は、「ソーシャルメディア(SNS)を通じて拡散された嘘」がきっかけになった。「X(旧ツイッター)」上では、極右活動家のトミー・ロビンソン(本名スティーヴン・ヤクスリー=レノン)元受刑者が週末の間、何千人ものフォロワーに対して扇動的なメッセージを投稿した。当該元受刑者はキプロスに滞在中で、支持者への扇動メッセージは全て、キプロスから発信された。

各地の一連の騒ぎは、イングランド北西部サウスポートで7月29日、子供向けのダンス教室に刃物を持った少年が押し入り、6歳から9歳の少女3人が死亡、子供8人と大人2人が重傷を負った事件を機に発生している。この事件で、殺人罪などで起訴された17歳の少年は、アフリカのルワンダ出身の両親を持つ英ウェールズ・カーディフの生まれで、ランカシャーのバンクス村に居住していた「移民2世」の子供である・・・・・

 

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2024年8月13日

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