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米国・イスラエル両国による対イラン戦略目標とその現実

イランに対する米国・イスラエルによる戦争が開始してからから3週間以上が経過する中、イスラエルはイランのエネルギー部門に対する攻撃を大幅に拡大した。

戦闘開始以来最大規模とされる空爆において、イスラエル空軍はイラン南部の主要ガス田を標的とした。

この軍事行動は、イラン政権への圧力を一層強化し、現政権を臨界点へと追い込むことを目的としているとみられる。インテリジェンス専門家の現状分析を以下に紹介する。

 

米国・イスラエル両国の戦略目標は二つの点に集約されると評価される。一つは60%まで濃縮された約440キログラムのウラン備蓄の放棄とホルムズ海峡の完全再開放を含む合意に現政権を屈服させること、もう一つは現政権そのものの崩壊をもたらすことである。この戦略は、イランがサウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)の石油インフラ攻撃による報復を明示的に警告しているにもかかわらず、意図的に賭け金を引き上げる形で進められている。戦争開始の決定に必ずしも積極的ではなかった湾岸諸国の一部は、現在、別の可能性に対する懸念を強めている。すなわち、トランプ米大統領が、イランの湾岸石油輸出への影響力を完全に排除しないままで、戦争を終結させる可能性である・・・・・

 

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2026年3月23日

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