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米国・イスラエルによる対イラン攻撃後の戦略評価と現時点での見通し、米国内外とイスラエル関連施設に対するテロの脅威

1. 米国・イスラエルによる対イラン攻撃後の戦略評価と現時点での見通し

2月28日から米国・イスラエル両国軍が開始した対イラン大規模攻撃は17日間を経過し、軍事上の重要な戦術的及び作戦的成果を生み出したが、いまだ決定的な戦略的結果は生れていない。

イランは軍事作戦を生き延び、米国の条件による包括的合意を受け入れることはせず、残存する核潜在力とミサイル抑止力を再構築する能力の双方の基盤を温存している。

イランが原油輸送の要衝ホルムズ海峡の船舶航行に対する脅威を拡大する中、米国中央軍が3月14日、イラン最大の原油輸出拠点のカーグ島にある軍事施設を攻撃した。しかしながら、戦況に大きな変化が生じるかどうかは、現段階では明らかではない。

イスラム教シーア派神政政治の最高指導者であったアリ・ハメネイ師の殺害は、イランによる危機リスクを低減するのではなく、逆に不確実性を高める指導部移行を生み出した。イランで軍・経済・社会インフラを統括する「イラン革命防衛隊(IRGC)」の後ろ盾の下で、前最高指導者の次男であるモジタバ・ハメネイ師の昇格が、短期的には現体制の結束を示す一方で、長期的には不安定性とより強硬派主導の戦略行動の出現を示唆している・・・・・

 

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2026年3月16日

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