米国の民主主義の揺らぎと2024年大統領選挙に向けた動き、及びロシア指導部内で顕著な 亀裂とイスラム過激派組織ISに関連するテロ事案の兆候等
1. 米国の民主主義の揺らぎと2024年大統領選挙に向けた動き
政府の債務上限を巡る混乱が一端収束した米国では、これから2024年の大統領選挙に向けて、民主・共和両党間の選挙運動と政治的「駆け引き」が展開される。「アメリカが風邪を引くと世界が風邪を引く」と言われた時代から、米国を巡る様々な問題は大きく変化しつつも、世界に向けたその政治・経済・社会的な影響力は依然変わらないほど大きい。
2024年11月5日に行われる米国大統領選挙に向けて、民主党内では、環境弁護士で、コロナ禍で反ワクチン接種を唱道したロバート・F・ケネディJr.などが立候補を表明、バイデン大統領も4月25日にハリス副大統領と再選を目指すとして立候補を正式に表明した。他方、共和党では、司法当局によって起訴されたドナルド・トランプ前大統領や、ロン・デサンティス・フロリダ州知事、ペンス元副大統領などが立候補を表明している・・・・・
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2023年6月26日