米国と台湾総統の会談から見える今後の米中関係と著名ロシア軍事ブロガー爆死事件等
１． 蔡・台湾総統と米国下院議長の会談から見える米中関係
中米歴訪の帰路に訪米した台湾の蔡英文総統が５日午前、ロサンゼルス郊外でマッカーシー下院議長と会談した。１９７９年に米台双方が断交した後、台湾の現職総統は３０回近く訪米しているが、滞在中に対面での会談が明らかになった米国政界の要人では最高位となる。さらに今回の会談は、昨年８月のペロシ下院議長（当時）の訪台から、わずか８か月の間に２度も実現するという両国の親密度を示す形ともなった。
この会談では、双方間の安全保障や経済協力の確認が行なわれ、米国は超党派で台湾を支援する姿勢を世界に示した。これに対し台湾問題を米中の「レッドライン」と位置づける中国は強く反発し、中国外務省は会談直後の６日朝、「強烈に非難する。断固たる強力な措置をとる」との報道官談話を発表すると共に、新華社通信は「中国側の主権及び領土的一体性を深刻に損ない、『台湾独立』分裂勢力に深刻な誤ったシグナルを送るものである。『立ち寄り』は見せかけであり『独立』の画策こそが正体である」と厳しく非難した・・・・・
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2023年4月10日