竜巻発生に伴うご注意(米国)
外務省では、米国南部および中西部において、例年3月から6月頃は竜巻(トルネード)が発生しやすく、死傷者を含む甚大な被害が発生する可能性があるので、注意を呼び掛けている。
日本でも昨年9月には埼玉県や千葉県で竜巻が発生し、60名以上の負傷者がでたり、多くの住宅に被害が発生したりしているが、米国では、昨年5月には、オクラホマ州では、竜巻の最高レベルとなるEF5(風速200mph以上)に分類される竜巻が、ひと月に2度も発生し、死者30名以上、建物損壊12,000戸以上の甚大な被害をもたらしている。また、11月半ばには、中西部では、約50もの竜巻が発生し、3人が死亡、35人以上が負傷、約35万人が電気のない生活を強いられた。最も被害が大きかったのは、イリノイ州シカゴ近郊のワシントンという町で、数百棟の家屋が倒壊している。この竜巻は、木々をなぎ倒し、電線を切断し、車を横転させ、家々の屋根を吹き飛ばすほどのものだった。近郊のシカゴ・オヘヤ国際空港でも、悪天候で230便以上が欠航した。また、日系の自動車工場も一時操業をストップするなど被害にあっている。
竜巻は、局地的に発生し、通常、数分から数十分で終了する。竜巻の発生見込地域や規模は、ある程度は予測可能だが、発生場所や進路は直前でないとわからない。竜巻が発生する場合は・・・・・・・・・・
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2014年3月24日