深刻なインド大気汚染
インドは首都ニューデリーを筆頭に大気汚染が深刻化している。同国の非政府組織(NGO)「化学環境センター」と環境保護団体「グリーンピース」が今年実施した調査によると、ニューデリーの大気汚染は世界保健機関(WHO)が安全とする基準の10倍に達していることがわかった。同調査は今年1月23日から2月12日にかけ、ニューデリー市内の5カ所の学校で行われた。調査結果によると、5カ所で測定された微小粒子状物質PM2.5の濃度は最大で1立方メートル当たり209~253マイクログラムとなり、WHOの基準である同25マイクログラムの8.4~10.1倍となった。PM2.5は肺気腫やがんの原因になるとされ、特に身体機能の未発達な子供が影響を受けやすく、ぜんそくや気管支系の疾患にもつながるとされる。グリーンピースはニューデリーの汚染状況が・・・・・・・・・・
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2015年3月16日