JITGS Weekly News

日韓関係の現況とコロンビアにおける元左翼ゲリラ組織の動き

韓国政府は8月22日、国家安全保障会議(NSC)を開き、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄することを決定した。協定は、国や機関同士で軍事上の機密情報を共有するルールを定めたもので、北朝鮮がミサイル発射を繰り返す中、日本はその協定の継続を求め、21日に北京で開かれた日韓外相会談でも「維持していくべきもの」と主張し、米国も北朝鮮への対応で必要だとして破棄に懸念を示していた。
韓国政府が発表した要点は、この決定事項に加えて『○この決定を24日までに日本に通告する(23日に正式通告した) ○日本は「ホワイト国」からの韓国除外で両国の安保協力環境に重大な変化をもたらした ○こうした状況での協定継続は韓国の国益にそぐわない』とするものだった。輸出規制強化で深まった日韓の対立は安全保障分野にも広がり、協定の破棄により日米韓の安保協力にも影響を与える恐れがあることはもちろん、問題打開の糸口が一向に見えないまま、韓国国内での文大統領側近スキャンダルの発覚も含め、両国間の経済・文化・スポーツ分野にまでその影響が出始めている・・・・・

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2019年9月2日

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