危険地域の関連情報と注意喚起事案-香港とインドに注目
「中国建国70周年」に当たる10月1日、香港で継続的に行なわれていたデモで、警官が発砲した実弾により18歳の男子生徒が負傷した。6月9日から約4か月続く当該デモが拡大し続け、中国政府が発信しているとも言われる「デモの暴徒化」に関するフェイクニュースも入り乱れる中、市街地の外資系店舗への暴動行為も発生し、4日には、ついに香港政府が約半世紀ぶりとなる「緊急状況規則条例(緊急法)を発動するなど、さらに混迷化が深まる状況となっている。今後、香港経済の先行きにも甚大な影響を及ぼすことが懸念される。また、パキスタンに拠点を置くイスラム過激派組織「JeM」はインド国内の11の駅と6つの寺院を標的として、10月8日のダシェラ祭(注:ヒンドゥ教の祝日)に合わせて爆破する旨の脅迫状を、インド・ハリヤナ州ロータックの鉄道警察宛に送付した。単に「印・パ間長期紛争」の中の一コマとしてとらえることなく、背景や今次の狙いにつき注目したい・・・・・
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2019年10月7日