北朝鮮の反体制組織が与える金体制への影響及び今後の金正恩体制の動きと アフリカ・ウガンダ国立公園での外国人観光客誘拐事件について
今年2月末、ベトナムの首都ハノイで行われた米朝首脳会談から1カ月あまりが経過した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の内憂外患が深まっている兆候が見られる中で、今度は、北朝鮮の対ロシア首脳外交の動きも明らかになっている。米朝会談の物別れの事態が、北朝鮮の動きだけでなく、日韓政府関係の冷却化の流れにもそれが反映している。このような、北朝鮮を巡る情勢推移の中で、同首脳会談前に起きた在スペイン・北朝鮮大使館の襲撃事件について、その注目点に触れておきたい。
この事件では、金正恩体制の打倒を掲げる反体制組織の関与が判明したことに加え、長引く経済制裁による北朝鮮内での悪影響が国内でも取り沙汰されている。今後、北朝鮮がどのような内外政策のかじ取りを進めるかが注目されるだけでなく、経済制裁下での文在寅・韓国政権の対北援助の道筋が注目される・・・・・
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2019年4月8日