北朝鮮「ICBM発射」に見る関係主要国の対応 – 米国と中国は、次の一手をどう打つのか? –
北朝鮮の国防科学院は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の発射実験に成功したと発表した。
米本土を射程に収めるミサイル技術を誇示することで米国の敵視政策の撤回と、直接交渉による金正恩(キム・ジョンウン)体制の保障取り付けを狙ったものともとれる行動である。
米国政府も4日夕方、『発射された「火星14」が、ICBMだった』ことを認めた。発射実験成功が事実とすれば、北朝鮮の核・ミサイルの脅威は新たな段階に入る。
米本土への攻撃能力につながるICBM発射を「重大な挑発」としてきたトランプ政権は、次の一手の対応を迫られるが、制裁圧力を強めようにも中国からの協力も十分に得られず、軍事攻撃も現実的には難しい状況の中、今回、北朝鮮が発射した狙いと、周辺諸国の特徴的な対応などに注目した・・・・・
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2017年7月10日