中東と欧州でテロ事件相次ぐ
先週末、中東と欧州で過激派組織IS(イスラミックステート)が関連するとみられるテロ事件が続発し、一般人を巻き込んだ多くの犠牲者が出た。以下に先週の主なテロ事件をレポートする。フランス南東部イゼール県にある工場で26日、化学品や産業ガスなどが保管されている倉庫に車が突っ込み、爆発が起きて2人がけがをした他、頭部を切断された男性の遺体が見つかった。捜査当局は、車を運転していたヤシン・サリ容疑者(35)とその妻ら3人を逮捕した。
遺体は、サリ容疑者が今年3月から働いていた運送会社を経営する54歳の男性で、男性の頭部の傍にはイスラム過激派が使うアラビア語が書かれた旗が2本置かれており、当局は、テロ事件として動機などを捜査している。フランスでは今年1月、イスラム教の預言者の風刺画を掲載した新聞社「シャルリエブド」などを狙った連続テロが起きたばかりで、事件を受けて急遽帰国したフランスの・・・・・・・・・
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2015年6月29日