中東での「一触即発」の現実と緊迫拡大、及び過激派組織「イスラム国(IS)」活動再燃の傾向
1. 中東での「一触即発」の現実と緊迫拡大の行方
パレスチナのイスラム過激組織ハマスが「アル・アクサの洪水作戦」と命名したイスラエルに対する昨年10月7日の奇襲攻撃と、これに対するイスラエルの「鉄の剣」と称するガザ侵攻作戦から半年近くが過ぎた。
イスラエルとハマス間の停戦交渉は、エジプト等の仲介国を交えて行なわれているが、人質解放や停戦条件等で折り合いが付かないままの状況の中で、イスラエル軍による100万人以上のパレスチナ住民・難民が避難しているガザ南部ラファへの侵攻作戦を巡る国際社会の非難は強まり、イスラエル側の自制を求める声が高まっていた。
その最中、4月1日に起きたシリア首都ダマスカスにあるイランの在シリア大使館に対するイスラエルによる空爆で、イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ」の司令官ら幹部7人が死亡し、イラン側のイスラエルに対する報復攻撃が実行された・・・・・
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2024年4月15日
« イスラエルの在シリア・イラン公館関連施設攻撃に対する報復攻撃の可能性、 国際テロ組織「IS-K」によるモスクワのコンサートホールテロ攻撃の意味と影響等