中国の「両会」開幕、ドイツ軍の情報漏洩事案発覚、米国で相次ぐ銃撃事件
1. 中国の「両会」が開幕-習近平主席の権威がより強固に
「両会」とは中国の立法機構である全国人民代表大会(全人代)と諮問機構である政治協商会議(政協)を合わせて称する言葉である。それぞれ代表2,956人と2,169人が北京に集まって一年の国政目標と経済運営方針を討論し、予算案や主要法案を議決する。
その両会が、北京市内で開幕した(全国政治協商会議は4日、全国人民代表大会は5日開幕)。
中国経済の現状は、沈滞した空気が漂っている。コロナ禍後の景気回復と不動産不況、雇用情勢悪化で冷え込んだ消費が、習政権における唯一の弱みともいわれる。このような状況下、中国専門筋は、現段階での「両会」に見られた特徴点などについて次のように分析した・・・・・
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2024年3月11日
« 習近平体制の更なる強化を図る中国の脅威、世界的「選挙イヤー」の中メキシコで市長選候補者相次ぎ殺害、「ラマダン」期間中に懸念されるテロ行為の拡大など