中国が対外「制裁法」を可決した背景と直近のテロ発生状況など
・「G7英国コンフォールサミット」開催直前の10日、中国の全国人民代表大会は、外国からの制裁に対抗する「反外国制裁法」を可決。貿易と人権を巡り中国への圧力を高める米国と欧州連合(EU)への対抗措置
・カナダでイスラム教徒の家族5人が車にはねられ死傷。警察当局が「計画的なテロ」犯行と想定し捜査
・アフガニスタン北部で地雷除去活動にあたっていた英国のNGO団体作業員が武装集団に銃撃され、10人死亡、16人負傷-ISが犯行声明
1. G7直前に中国が「反外国制裁法」を可決
中国は10日、英国で開催された主要7か国首脳会議(G7コンフォールサミット)直前に、香港への締め付けや、新疆ウイグル自治区での人権侵害を巡り欧米から相次ぐ対中制裁に対抗するための法的根拠となる「反外国制裁法」を可決した。
今回、中国が行なった当該制裁法の可決は、G7による対中包囲網を牽制したものと解せる。特に、バイデン米大統領は3日に米国人の投資を禁止する中国企業のリストを拡大し、中国政府はこれに対して、米国が中国企業を「抑圧」していると非難、報復措置を示唆していた・・・・・
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2021年6月14日