JITGS Weekly News

中国 昇降機事故続発

中国でエレベーターやエスカレーターの事故が相次ぎ、中国昇降機の安全問題が世界的にクローズアップされている。国家質量監督検験検疫総局(質検総局)の報告によると、中国全体の昇降機数は240万台を数える。うち11万台(5%)に潜在的な安全リスクが存在。そのうち2万6,000台が補修されることなく、使われ続けている実態が判明したという。稼働する20台のうち1台に何らかの不具合、不良が存在することになり、事故につながる恐れもあることから、速やかな改修が必要といえる。
通常、昇降機の検査、保守はメーカー側が行なうが、事故の危険を軽減するために、中央政府は各地方政府に対し、全ての昇降機の緊急点検を実施するよう求めた。今月10日までに、報告を上げるよう命じている。

7月26日、湖北省荊州市沙市区の安良百貨商場(ショッピングモール)で女性1人がエスカレーター事故で死亡した。6階から7階に上りきったところで、エスカレーター底部に隙間が広がった。3歳の息子を押し出して救った30歳の母親が犠牲となっている。監視カメラの映像では・・・・・・・

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2015年8月10日

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