世界を短時間で震撼させたサイバー攻撃の脅威と実態(Ⅱ)
6月27日、ウクライナを中心にロシア及び欧州で大規模なサイバー攻撃が発生した。ウクライナでは政府機関や、中央銀行を含む金融機関、首都キエフの空港などの他、1986年4月(当時ソビエト連邦)に爆発事故を起こしたチェルノブイリ原発も被害を受けた。今回のサイバー攻撃は、欧州全域から米国にも拡大し、その被害も今後、広域拡大化が予想される。
5月半に配信したレポートは、サイバー攻撃の被害と実態、現況の脅威と対策の困難さを中心としたものだったが、この2か月弱の間で、解決の手立てに圧倒的な進歩が見られたわけではない。むしろ、その手立てに見通しが立たない分、脅威が増したと言った方が良いとさえ感じられる。
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2017年7月3日