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世界のテロ 過去45年で最悪の見通し

アメリカの情報機関を統括するクラッパー国家情報長官は、2月26日の上院軍事委員会公聴会で証言し、2014年1~9月に世界で起きたテロ攻撃による死者数が約3万1,000人に上るとの推計を示し、過去45年で「最も死者が多かった年になる」との見通しを明らかにすると共に、過激派組織「イスラム国」(IS=   Islamic State)に対する警戒を呼びかけた。この報告は、1970年以降の世界でのテロに関する情報を収集・分析している米メリーランド大の最新分析に基づいており、以下に要点だけを報告する。テロ攻撃の回数は約1万3,000件で、半数以上はイラク、パキスタン、アフガニスタンの3カ国に集中しており、ISが他のどのテロ組織よりも多くの攻撃を行った。2013年は1万1,500件のテロ攻撃で約2万2,000人が死亡しており、9か月間の暫定的な報告だけでも死者が前年比4割増加したことになる。ISの外国人戦闘員は、90カ国以上から2万人以上が参加していると推定され・・・・・・・・

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2015年3月2日

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