不安定要素を抱えたままの米大統領選挙、及び最近のテロ情勢など
(主要点)
・直前の米大統領選挙には、未だに不安定要素が多く残っている。郵便投票の急増、集計不備や極右の動きまでが懸念材料として浮かび上がっている。
・過激派組織「イスラム国(IS)」の前指導者バグダディ容疑者の死から1年、組織の求心力は依然として残り、そのテロ行為は引き継がれている。
・フランスで立て続けにテロ事件発生。マクロン大統領の発言への反発も含めて南東部リヨン、南部ニースで事件が相次ぐ。
1.不安定要素を抱えたままの米大統領選挙
トランプ現大統領は、大統領選挙で選挙結果を受け入れるだろうか。それとも結果を拒否し、共和党優位の連邦最高裁に提訴するだろうか。仮にそうなれば、米国は深刻な政治危機に陥るであろう。
バイデン民主党候補は、全国的にも、あらゆる激戦州においても、依然として堅実なリードを維持している。トランプ大統領が差を縮めている兆候があるものの、ほとんどの主要な世論調査では、バイデン氏が勝利する可能性は90%に近いと見られている。トランプ大統領は、世論調査が間違っているのであり、自分が勝つと主張している・・・・・
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2020年11月2日