ミャンマー国軍によるクーデター実行の背景等
ミャンマー国軍は2月1日、事実上、同国政府トップのアウン・サン・スー・チー国家顧問らを拘束し、クーデターを実行した。本配信では、国軍の今回のクーデター惹起について、その背景などに焦点を当て、クーデター/戒厳令下の際に、当該国内に駐在する方々のすべき最低限の対応についてご案内する。
1.ミャンマー国内における複雑な問題点など
ミャンマー連邦共和国(通称ミャンマー)は、多民族国家で、総人口5,141万人のうち、約7割をビルマ族が、また仏教徒が9割を占めている。1948年の英国からの独立以来、軍事政権が自治独立を求める武装勢力や少数派のイスラム教徒と衝突を繰り返し、50年以上を経て近年、世界各国から投資を受けつつ民主化を築いてきたが、今回の国軍によるクーデターには、同国の複雑に絡み合った背景がある・・・・・
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2021年2月8日