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パレスチナのイスラム組織ハマスの対イスラエル奇襲攻撃は、戦争か、テロ行為か、及び 銃規制が進まない米国でまた銃乱射事件発生

1. パレスチナのイスラム組織ハマスの対イスラエル奇襲攻撃は、戦争か、テロ行為か

「テロリズム」(以下テロと略称)の用語は、国際的に合意し、一致した定義は未だに確立されていない。

ただ、テロ行為の目的と動機が、本質的に政治的、宗教的、イデオロギー的なものであり、その目的を達成する手段として武力、暴力、破壊、脅迫、脅威等の不法行為が使われることなどとされているが、近年「サイバーテロ」などの新たな分野も加わり、その定義付けは更に困難となっているのが実情である。

ただ今回、ハマスは10月7日の対イスラエル奇襲攻撃作戦の中で、軍事部門の「アルカッサム旅団」を中心に「イスラム聖戦」と共に陸、海、空からの戦闘攻撃を展開、そして綿密な事前計画に基づいた「人質拘束作戦」を行ない、イスラエル軍の直近の発表ベースで239人(子供も含むイスラエル人と半数近くが外国人とされる)にも及ぶ人質を取り、ガザ地区の地下壕のどこかに拘束したままである。そして、ガザ地区のパレスチナ人民衆の「人道危機」は、誰がもたらし、「人間の盾」を構築したのは誰かが、改めて問われる・・・・・

 

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2023年10月30日

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