ドイツ総選挙で明らかにされたロシア発「偽情報」による投票誘導操作の実態とドイツ・カーニバルに対する「ＩＳ」によるテロの脅威、及びイスラエル国防軍が「ハマスによる対イスラエル奇襲攻撃に関する調査結果（概要）」を発表

１.ドイツ総選挙で明らかにされたロシア発「偽情報」による投票誘導操作の実態

ドイツではこの数年、移民絡みのテロが連続して発生し、メルケル前首相が２０１５年に１００万人とも言われる難民・移民を受け入れたことが、２月２３日に行われたドイツ総選挙の争点となった。

総選挙では、「反ＥＵ・反ユーロ、反移民、反イスラム、ＮＡＴＯや対ロシア政策に対する懐疑的姿勢」等を主軸とした極右主義的な政策を打ち出し、トランプ米大統領の側近イーロン・マスク氏も応援加担した右派政党「ドイツのための選択肢（ＡfＤ）」が、前回総選挙の得票率を倍加させ第２党に躍進した。

ヨーロッパでの「極右勢力」の台頭が顕著ともいえる昨今、米国では、「極右勢力」寄りの政治行動を前面に出してきたトランプ大統領の再登場の影響も相まって、主要国の勢力図が「右傾化」してくる危険性も孕むなど、国内の分断が加速することが懸念される。

このような状況下、今回の総選挙で特に注視すべき事案は、「ロシア発」の「フェイク（偽情報）」操作である・・・・・

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2025年3月3日