JITGS Weekly News

ドイツ恒例のクリスマス・マーケットで車突っ込み事件発生、低年齢化する米国の銃撃事件、及びモスクワ中心部で「生物化学兵器」軍将校が爆弾テロで死亡など

1.ドイツ恒例のクリスマス・マーケットで車突っ込み事件発生、単独犯によるテロか

ドイツ東部ザクセン・アンハルト州の州都であるマクデブルグで、クリスマスを目前に控えた12月20日夜、サウジアラビア出身の移民で医師として働いている男が、クリスマス・マーケットに車で突っ込み、400メートル近くを走行し、子供を含む5人が死亡、200人以上が負傷(重傷者は100人超)する事件が発生した。単独犯とされるが、テロ事件の可能性もある。

犯人は、2006年からドイツに居住し、既に永住許可を得ている50代の人物であるが、事件を引き起こした思想的な背景、動機等はこれからの取り調べで明らかになるであろう。

欧州では、クリスマス休暇前に各地でクリスマス・マーケットが開催されるが、これまでも類似のテロ事件が起きている。2016年12月には、ドイツの首都ベルリンでイスラム過激主義に影響を受けた男が、大型トラックでクリスマス・マーケットに突入し、12人が死亡する事件が発生、フランス東部のストラスブルでも、2018年12月に銃乱射事件がおき、5人が殺害される事件があり、各国の警察当局は、これまでも同種事案に対処するための対テロ警戒を強化している・・・・・

 

※このWeekly Reportは会員様専用(ご契約者様)に配信しております。

2024年12月23日

«