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トランプ前米大統領の暗殺未遂・銃撃事件後の影響、オマーンでのISによるモスク襲撃テロ事件、バングラデシュで激しい抗議デモ等

11月5日の米国大統領選挙の候補者を指名する共和党の全国大会が7月15~18日にウィスコンシン州ミルウォーキーで行なわれ、先週13日に銃撃を受けたトランプ前大統領が、正式に共和党の大統領候補に、上院議員バンス氏が副大統領にそれぞれ指名された。

トランプ氏は共和党大会の最終日に受諾演説を行ない、初めは党内穏健派に加え、本選を見据えて重要となる無党派層に焦点を当てて、国民融和や団結、寛容さを呼び掛けたが、途中からこれまでの民主党政策を厳しく非難し、バイデン政権に対するこれまで同様の露骨な攻撃スタイルの論調を展開した。

何より印象的であったのは、トランプ氏の主張である「アメリカ第一主義」を称賛するバンス氏が、副大統領候補に指名され、ナショナリズムに貫徹された正副大統領候補が生まれたという意味では、改めて共和党の「トランプシフトへの大きな転換点」とも映る。

他方、民主党陣営では、先般のテレビ討論会での名前の言い間違いや高齢不安が一挙に高まっていたバイデン大統領が7月21日、大統領選からの撤退を表明し、民主党の後継候補として、ハリス副大統領を支持した・・・・・

 

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2024年7月22日

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