タリバン支配によるアフガニスタンの実状と、「悪魔の詩」著者襲撃事件等
1.タリバン支配から1年を経たアフガニスタンの実状
8月15日、イスラム主義組織「タリバン」によるアフガニスタン支配から1年を迎えた。アフガン国民の間では、タリバン支配を機に「治安はやや改善した」との声が一部にあるものの、国連によると、タリバンによる支配から今年6月までに、アフガニスタンでのテロによる死傷者は2,106人に上る。
さらにタリバンは、水面下で、国際テロ組織「アルカイダ」などとの連携を続けている実状が改めて浮き彫りにされており、過激なイスラム思想を変えないタリバンには国際社会からの支援が途絶え、物価が急騰するなど国民生活は困窮を極めているとされる。そして、世界にテロが拡散する懸念がなお消えない実状の一つには、タリバンが庇護し、アフガニスタンを拠点とするアルカイダの動向が関わっているとされる・・・・・
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2022年8月22日