JITGS Weekly News

タイにおけるデモ拡大の現況と今後及び、ロシアとトルコ、英、仏等、他国勢力も関わる ナゴルノカラバフ地域の新たな紛争拡大の裏面動向

(主要点)
・タイで大学生らを中心とする反政府デモが拡大-タイが巨大な経済危機に直面している間に景気がさらに悪化し、大規模デモが発生するリスクも
・旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアの間で勃発したナゴルノカラバフ地域を巡る戦闘が一段と激化-他国を巻き込む恐れも

1.タイ反政府のデモが拡大-強権政治への不満噴出
タイ政府が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための非常事態宣言を今月末まで延長することにした。3月に非常事態宣言を出してから、すでに6回目の延長措置になる。
これに伴い、大学生らを中心とする反政府デモが拡大し、緊張が増している。タイでは、昨年3月の総選挙を経て、民政に戻った後も、軍の影響が色濃い統治が続いている。この原因は、同国のプラユット首相が新型コロナウイルスの感染拡大抑止を名目に、反政府勢力への締め付けを強めていることによると言われる。これについて海外公安情報筋は以下のように見ている・・・・・

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2020年10月5日

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