エボラ出血熱 新ワクチンに高い効果確認
米製薬大手メルクは7月31日、アフリカのギニアで世界保健機関(WHO)などが進める臨床試験(治験)の中間結果で、同社のエボラ出血熱ワクチン「rVSV―ZEBOV(EBOV)」が予防に100%の有効性を持つことが確認されたと発表した。待望の予防ワクチンの承認に向けた大きな一歩となる可能性がある。同エボラ出血熱ワクチンはカナダ政府が開発し、米ニューリンク・ジェネティクスがライセンスを取得。メルクは昨年11月にニューリンクから同ワクチンの研究開発と製造・販売ライセンスを取得した。今回中間結果が発表された治験は、ギニア政府、WHO、非政府組織(NGO)「国境なき医師団」とノルウェー国立公共衛生研究所が中心となり、今年の3月からギニアで進めてきたもので、中間結果は英医学雑誌「ランセット」のサイトに31日付で掲載された。治験では、エボラ出血熱患者に接触した医師らにワクチンを・・・・・・・・・
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2015年8月3日