ウクライナ戦争の近況分析と米国各地で相次ぐ銃乱射事件の背景など
1. ウクライナ戦争における近況の注目点
ロシアのウクライナ侵略の発生から、明日で3カ月目となる。フィンランドとスウェーデンは先週18日、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を正式に申請し、一方のロシアは、この対抗措置としてフィンランド国境などと接する西部軍管区に、年末までに12の部隊を増強する方針を明らかにするなど、地政学上、国際社会を巻き込む動きが生じている。
これに伴い、安全保障政策面で、過去の東西冷戦期にも匹敵する分断と対立をも予想される“うねり”が生まれようとしている。このような状況において、中東情報筋は、関係国の経済的側面を中心として、その注目すべき事項などについて、以下のように分析した。
(1) 米国の石油関連法案
米上院司法委員会は5月5日、石油生産輸出カルテル禁止(NOPEC)法案を可決した。これにより、OPEC諸国が原油価格つり上げの談合で訴えられる可能性がある・・・・・
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2022年5月23日