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ウクライナ戦争の近況とIS信奉者による元米国大統領殺害計画の真相など

ロシアによるウクライナ侵略が、既に3か月を超えた。ロシアにとっては、予想以上の長期戦となっている中、プーチン政権の支持基盤に異変が見え始めている。その具体的事例として、外交官や盟友、国営メディアなどから公然と侵攻への批判の声が上がり、軍司令官の処分も起こっている。

1. 現職ロシア外交官がプーチン政権に抗議し、辞任
ロシアの現職外交官が、「(戦争は)プーチンがウクライナに対して吹っかけた」と述べ、「血まみれで、無分別の戦争に抗議する」として辞職したことが先週23日、明らかになった。
この外交官は、ボリス・ボンダレフ氏というジュネーブの国連機関のロシア代表部に勤務していた人物で、同氏は「この戦争を思いついた人たちの望みはただ一つ。永遠に権力の座に居座り続けることだ」「それを達成するためなら、彼らは人命をどれだけ犠牲にしてもいいと思っている」とも主張し、「ただそれだけの理由で、既に何千人ものロシア人とウクライナ人が死んでいる」と述べた。
これに対するロシア政府のコメントは、まだ確認されていないが、この他にもロシア国内では、以下のような政府非難の事例が明らかになっている・・・・・

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2022年5月30日

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